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- 2026.1.12 update -

抗酸化 〜活性酸素は悪者なのか?〜

「抗酸化」という言葉はよく耳にしますが、その対象である活性酸素は、本当にすべてが悪者なのでしょうか。今週は、日常生活の中で活性酸素がいつ・なぜ生まれ、どのような役割を持つのかを整理してみたいと思います。

私たちの体は、呼吸をして酸素を取り込むだけで、必然的に活性酸素を生み出します。たとえば、運動をしたとき、強いストレスを感じたとき、睡眠不足のとき、飲酒や喫煙をしたとき、紫外線を浴びたとき。これらはすべて、日常的に活性酸素が発生する場面です。つまり、活性酸素は「特別な何か」ではなく、生きている限り必ず発生するものなのです。

重要なのは、活性酸素には必要な役割があるという点です。免疫細胞は細菌やウイルスを攻撃する際に活性酸素を使いますし、細胞内ではシグナル伝達の一部としても機能しています。適量の活性酸素は、体を守るために不可欠な存在なのです。

問題になるのは、活性酸素が過剰に、かつ長期間発生した場合です。慢性的な睡眠不足、強い心理的ストレス、過度な飲酒、栄養不足、炎症の持続などが重なると、活性酸素が処理しきれず、細胞膜やDNA、ミトコンドリアを傷つけます。これがいわゆる「悪い活性酸素」の状態で、老化の促進、動脈硬化、慢性疲労、生活習慣病の背景になります。

抗酸化とは、単にサプリメントを摂ることではありません。活性酸素が生まれる生活背景を理解し、必要な分は活かし、過剰な分だけを抑えること。これが本質です。
**横浜プライベートメディカルプラクティス**では、検査データから体内の酸化ストレスの状態を読み取り、その方に合った生活・栄養・医療的介入を設計しています。

抗酸化は「足し算」ではなく、「バランス」の医療。まずは、自分の日常でいつ活性酸素が増えているのかを知ることから始めてみてください。

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